蛇竜魔族と海獣魔族の長であり、魔王軍族長の筆頭、最実力者である。
バハリアは、蛇竜魔族と海獣魔族の対立を鎮めて二つの部族を統一したことで、
魔王ゾーラの信頼を獲得し、海域における軍事行動を一任されるようになった。
族長たちは魔王の配下として立場は平等であるが、その中でもバハリアは
特に強い発言力をもっており、魔王軍の戦略にも大きな影響を与えたが、
魔族戦争では健闘むなしく大敗を喫してしまう。
魔王ゾーラが討ち取られた際、殉死する覚悟で最期まで戦い抜こうとするも
ルナザラームの説得によって、魔王軍再興の道を選択した。
バハリアは水蛇島を本拠地とし、蛇竜海獣魔族たちは水蛇島とその近海で
穏やかに暮らしていたが、魔族戦争の大敗を契機に帝国のお墨付きを得た
私掠海賊たちに駆逐され、水蛇島への上陸を許してしまう。